日本人なら知っておきたい米調首脳会談はなぜ中止か?気になる書簡の内容とは?

6月に予定されていた米朝首脳会談は中止に

24日アメリカトランプ大統領がシンガポールで予定していた米朝首脳会談の中止を書簡で北朝鮮側に通知したことを明らかにしました。これにより会談の調整はいったん白紙へ。アメリカとしては特に焦る必要もないだけに、北朝鮮の出かた次第という状況になります。一方で、半島統一実現を目指す韓国の文在寅大統領にとっては、思惑通りに事が進まず半歩後退という結果になりました。

Photo from:https://mainichi.jp/articles/20180523/k00/00m/030/196000c

 

トランプ米大統領は24日、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談について「いまは不適切だ。だから会談は開かない」として中止する考えを表明した。米ホワイトハウスがトランプ氏から北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長への書簡の中で発表した。初の首脳会談が見送りとなり、朝鮮半島情勢が再び緊迫する可能性もある。

 トランプ氏は会談見送りの理由として「残念ながら、最近の声明にみられるとてつもない怒りや敵意」があるためだと説明。北朝鮮が、一方的な核放棄に応じないなどと表明していることを指しているとみられる。

 米朝は水面下で首脳会談に向けて調整を進めてきたが、非核化の手法を巡って対立。短期間で一気に非核化を進めたい米国に対し、北朝鮮は段階的な措置をとってそのたびに見返りを受ける方法を主張していた。

引用元:nikkei.com

 

トランプ氏は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が完全な非核化に応じれば、北朝鮮の体制を保証すると表明。これまでは「北朝鮮が非核化に前向きな意思を示している」との認識の下、「会談は成功を収めるだろう」と前のめりな姿勢を示してきた。

 ところが最近、米朝首脳会談の成否に関し、憂慮を深めているとの指摘もある。米紙ニューヨーク・タイムズは20日、複数の当局者の話として、トランプ氏が史上初の米朝会談が「政治的屈辱」に終わるシナリオを懸念し、このまま会談準備を進めるべきか「側近を質問攻めにしている」と報じた。19日夜、3日後に直接会談する文氏とわざわざ電話協議したのも、トランプ氏の焦燥感の表れとの指摘がある。

 ペンス米副大統領は21日のFOXテレビで「トランプ大統領をもてあそぶことができると考えるのは大きな間違いだ」と北朝鮮をけん制した。

引用元:https://mainichi.jp/articles/20180523/k00/00m/030/196000c

また、アメリカ東部時間午前、ホワイトハウスが正式に米朝首脳会談の中止をアナウンスしました。理由は北朝鮮側が示した直近の「怒りとあからさまな敵意」というものでした。トランプ大統領はかねてより米朝首脳会談は米国側が求めている条件が満たされなければ見送る意向を示しており、かねてより開催が見送りになる懸念が取りざたされていました。

シロクマックス
ここまで実はシナリオ通りっていうことも考えられるからね。茶番は外交の常識だよ、ちびーた。ちゃんと覚えておくように。
ちびーた@仔馬
ほーい。確かこの記事に詳しく書簡の内容が翻訳つきで書いてあるからチェックしてみないとね。みんなもチェックしてね。米朝首脳会談中止は茶番劇か?書簡を送る意味とは?

アメリカのホワイトハウスはトランプ大統領が金正恩総書記にあてた書簡の内容をツイッター上で発表しました。(アメリカ東部時間24日午前)

書簡の内容とは?翻訳してみました

当サイト運営者であるシロクマックスがこの文章をやんわりと翻訳いたしました。(参考程度でお読みください)

拝啓

金正恩 総書記殿

私は我々が6月12日にシンガポールにて予定しておりましたサミットにむけての交渉の中で、貴殿にご尽力いただいたこと、お時間をいただたこと、またご辛抱をおかけしたことに深く感謝いたします。今回の首脳会談は北朝鮮側からのリクエストだったと私は知らされておりますが、それは私たちにはどちらでもよいことです。

私はシンガポールであなたにお会いできることを楽しみにしておりました。残念ながら、ここ最近の貴殿の「怒りとあからさまな敵意」の表明に基づいて、(かねてより調整してきた)会談の開催は不適切であると感じました。従いまして、シンガポールでの米朝首脳会談は開催されない、ということをこの書簡において表明させていただきます。

貴殿は(北の)核兵器の能力について言及されていましたが、米国のそれは(核兵器は)(あなたのものより)も威力は強大で、強力であり、神に誓ってそれらは使用されることはないと言えます。私と貴殿の間ではすばらしい対話を構築できたと感じています。

いつの日か、貴殿にお会いできる事をとても楽しみにしています。それはさておき、米国人捕虜を解放してくれたことには感謝申し上げます。彼らは今家族とともに時間を過ごしています。貴殿の姿勢は素晴らしく、それに関しては感謝しております。

もし首脳会談開催に向けてお気持ちに変化がございましたら、どうぞ遠慮なさらずに電話なり、文書なりでお知らせください。世界と、また特に北朝鮮は平和と健やかな繁栄の機会を逸しました。これは人類の歴史におきましても、とても残念なことであります。

敬具

ドナルド・トランプ 

アメリカ合衆国大統領

(英文翻訳:シロクマックス 当記事執筆者)意味が変わらないレベルでの意訳あります。参考程度にご理解ください

米国側の要求とは?

アメリカ側の要求はメディア向けには核兵器の撤廃となっています。ここでも、「撤廃」のニュアンスとして、北朝鮮が取ったりアクションとアメリカ側が求めたリアクションに差異があるものとみられます。「完全撤廃」なのか、「ここまですれば撤廃でしょ?」なのかです。米朝首脳会談はあくまでも米国側がセットアップしたものであり、米国主導で執り行われなければ米国には行う意味がありません。

米朝首脳会談で得られるアメリカのメリットは?

 

米国側としても軍備縮小はトランプ政権下においては非常に大きなオペレーションです。アメリカファーストを掲げるからには、朝鮮半島の治安などは2の次3の次にしたいのがアメリカの思惑です。在韓米軍を撤退させることができれば、これ以上ない軍事費の節約になりますし、アメリカ国内における彼の功績のアピールにもなります。

また、世界平和の実現というこれ以上ないクリーンなアピールをすることで、得られる旨味は想像すらできないほどアメリカにとって大きなものになります。すべてはアメリカと、アメリカ国民のためにだけに動いているということを、忘れてはいけません。それはまた、一国の大統領として、あながち間違った行動、政策とはいえません。国家とは当該国の国民の安全と健やかな暮らしを維持する、向上させるためにあるものです。ですから、当然今回アメリカ側が北朝鮮との会談をセットアップするのは、朝鮮半島の統一、平和を願ってのものであはありません。

北朝鮮相手の外交が一筋縄ではいかないことは、我々日本人がよくしっているわけで、取り立てて驚くようなニュースではありません。しかし、おそらくそれだけではありません。ここ数が月の北朝鮮の金総書記の動きからして、可能であれば韓国との融合を模索していると思われます。それほどに北朝鮮は疲弊していると推測されます。

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