【競馬初心者必見】青葉賞からダービー馬がでない理由を2分で説明するよ

元調教助手のシロクマックスが日本ダービーを分析します。馬券の参考になるはずなので、ご一読ください。

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ダービーで走る馬と走らない馬には理由があります。

  • ダービーの距離が長い&トライアルレースの距離が長い
  • 本番のダービーまでの間隔が短い
  • 馬の消耗が激しい
  • もし青葉賞が1800mだったら
  • ステップレースってそもそもいるの?

そもそも本番の日本ダービーが2400mなのは、それがチャンピオンディスタンスとして英国でエプソムダービーが2400mで開催されていたのを模範にレースを設定したからです。2400mはチャンピオンディスタンスなんです。

馬にとってけして楽な距離ではないんですよ。ましてや3200mの天皇賞春なんていうのは、長距離もいいところです。ま、そこは歴戦の古馬のみの出走なので、今回はスルーします。日本ダービーのステップレースとして、歴代でもっとも多数のダービー馬を排出しているレースは何か?

シロクマックス
ちびーたは知ってなきゃいけない問題だね。
ちびーた@仔馬
それはそうだよ。僕が知らないわけがないでしょ。NHK杯です。ミスターシービーは皐月賞勝ったあと、NHK杯も使ってからダービー勝ってるんだね。
シロクマックス
ミスターシービーあるあるはわかったけど、違うわ!!生まれてないでしょうが!!僕ですらまだ小学生にもなってない時代の話を、この物知り仔馬め。
ちびーた@仔馬
ちょっと言ってみただけだもん、ほんとは知ってるもん。皐月賞だよ。クラシックローテーションは伊達じゃない。
シロクマックス
そうだね。2400mのダービーの理想的なステップレースは2000mの皐月賞なんだ。間も6週間から7週間空くしね。3歳の若馬たちには2400mに挑むなら、本当はこれくらいの間隔があいていた方が理想的なんだよ。

 

ポイントは3歳馬ということです。古馬ならいざしらず、3歳の若馬たちに2400mのG1を戦うには、皐月賞からの直行便に勝るローテーションはないんです。例えばアメリカ競馬の場合、ケンタッキーダービーで初めて3歳馬たちは2000mという距離に挑みます。

それ以前のレース、例えばフロリダダービーや、サンタアニタダービー、ルイジアナダービー、アーカンソーダービーに、ウッドメモリアルS など、KYダービーのステップダービーは全米各地で行われますが、すべて2000m未満の距離なんですね。ダート9ハロン(1800m)が多いんですね。

これは、いかに3歳の若馬に2000mという距離が過酷な距離かを物語っています。そして本番前に消耗しても意味がないということです。ちなみにアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパを見渡しても、2歳戦で2000mの競馬を執行しているのはJRAのみです。ましてや2000mのG1ホープフルSなど馬の消耗を考えると、むしろ出なくて正解という意見も聞かれます。

特に欧米のホースマンで、2歳新馬戦で2000mなどと、クレイジーだと驚きます。

ちびーた@仔馬
1200mなら2歳戦からでもバンバン走れるよ。消耗少ないしね。足にもあまり負担がこないよ。2000mてのはね、馬にしてもかなりキツイ距離だってこと。ましてや57㎏でしょ。消耗大きいんだって。
シロクマックス
未勝利戦や下級条件戦に2000m以上のレースが少ないのはそういう理由もあるよ。そもそも能力的にどうかな?という馬たちに過酷な2000m以上の競馬をさせてもタイムが落ちるだけで、消耗も激しく、負けた後しばらくレースに使えないでは、下級条件の馬を管理する方にはたまらないからね。結局競馬は最低限のスピードがないと上にはいけないんだよ。それはアメリカ競馬が証明した事実だね。
ちびーた@仔馬
100m走の練習を1日10本やるのはありだけど、1万メートルの練習を一日10本ずつやったら…疲れちゃうよね。本番2日前に1万メートルを本番と同じコースを全力でタイムだして走るかな?2日前は直前過ぎない?競馬も同じだよ。僕たちだって疲れちゃうもん。

青葉賞は消耗の方が大きい

理由は二つ。一つは距離です。ステップレースで2400mは長いんです。本番と同じ距離だから…という声が聞かれますが、それは馬の動物としての消耗を考慮にいれていない意見です。

間違いです。本番と同じ距離を経験しておくこと以上に、本番のレースにフレッシュな状態で出走する方が大事です。もう一つは間隔です。NHKマイルカップから詰めたローテーションでダービーを勝ったキンカメことキングカメハメハ。

1600m→2400mなら中2週でもしっかり回復できるってことです。1600mならG1で目一杯の競馬をしても、強い馬ならしっかり回復するんですね。強い馬ならですよ。かつてオグリキャップがマイルチャンピオンシップからなか6日(連闘)でジャパンカップを勝利しましたが、やはり1600mからの2400mは可能なんですね。それが2400mを走った後だと、中3週でもちょっと辛いんですね。中5週くらいあった方がいいでしょう。

でもそらなら距離を短く設定すればいいと思います。オーストラリアでは1200mの競馬を中6日で3連闘、なんていうことはけっこうあります。それくらい、1200mなら消耗は少ないですので。

もし青葉賞が1800mだったら

1800mの青葉賞なら、けっこう理想的なステップレースになります。サンタアニタダービー(1800m)も中3週でKYダービーです。かつてはサンデーサイレンスもサンタアニタダービーから中3週でKYダービーに勝利してます。青葉賞もダービーまで中3週です。間隔はいいんです。距離がちょっと長いんですね。

 

ステップレースってそもそもいるの?

シロクマックス
実はステップレースって今じゃ昔ほど重要ではなくなったんだよね。調教技術の進歩と、人間の認識だね。
ちびーた@仔馬
昔の日本競馬はステップレースすごい使ってたもんね。さっきのミスターシービーは皐月賞からダービーの間に一回使ってるし。しかもけっこう一杯の競馬するんだよね。鉄砲駆けなんて、今じゃ古臭い言葉だね。
シロクマックス
鉄砲駆けは懐かしいね。今は一流馬ほど、いかに無駄なレースをせずに、本番のG1を勝てるようにするかが調教する側の課題だからね。ディープインパクト産駒で英2000ギニーをこの前かったサクソンウォリアーは2017年10月の実践からぶっつけでの勝利だよ。調教の技術があれば、ステップレースは必ずしもいらないんだ。
ちびーた@仔馬
確かにね。でも外国は同じ馬主さんの馬たちを集めて模擬レースやったり、公式な競馬じゃないだけで、いろいろプライベートでできるってのはあるからね。日本ほど制度でガチガチじゃないから。そのへんは注意してよ。
シロクマックス
僕の予想はダノンプレミアムだね。挫石で皐月賞をパスしたけど、その後の臨戦過程に問題はないし。今の調教技術なら一発で本番を仕留められるはずだよ。後は川田Jが普通に乗ることだね。ちびーたは?
ちびーた@仔馬
ステルヴィオかな。ロードカナロアの能力にファルブラヴからスタミナももらってるはずだよ。ファルブラヴは母父で結果だしてるし。やっぱルーさんだしね。
シロクマックス
後はジャンヌダルムはどこまでやれるか応援してる。アメリカ産だしね。キトウンズジョイはサドラーズウェルズの重さを払拭した軽やかなスピードが自慢のスーパーサイヤー。種付け料は2000万円!この中じゃディープの次に高いよ。

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