日大アメフト部の違和感 廃部回避のために残された唯一の方法はこれ

連日報道が続いている日大アメフト部危険タックル問題ですが、いよいよ警察の調査が入る前の、民間レベルの動きの山場を迎えました。5月28日現在、本件の最大の焦点は3つに絞られました。

  • 被害者側の訴えにより、警察が刑事事件として扱うのか
  • その場合直接手を下した日大の宮川選手も刑法の対象になってしまいます。寛大な対応ができないか、被害者側が嘆願書を作成、提出予定ですが、果たして宮川選手は捜査対象になってしまうのか
  • 廃部以外の道はないのか?

日大経営陣の怠慢が招いた自業自得の茶番劇

当サイトでも再三記事としてとりあげてきましたが、何となく落としどころが見えてきたように感じます。それは必ずしも国民の民意に沿うようなものではないかもしれません。まずは少し振り返ります。

24日、日大以外の関東学生連盟1部リーグの監督会が開かれ、日大の現状の指導体制および環境の改善が確認されるまで、秋季リーグでは日大との対戦を拒否することで日大を除く全15チームが賛成しました。これにてまずは、日大アメフト部の公式戦は一時凍結状態となることが分かりました。どれだけ練習しても試合をしてくれる相手がいないということですね。また、元監督の内田氏、コーチの井上氏が緊急記者会見を行うも、司会者と記者が場外乱闘を始める始末で、状況はなんら収束に向かわずでした。

その後学長が緊急記者会見を開き、謝罪と正式なコメントを出しましたが、そもそもこの学長は日大内のヒエラルキーでいくと、田中理事長、内田元監督兼副理事長よりも下であることがわかり、出るべき人物がでたわけではなく、やはり事態は好転しませんでした。

日大のアメフト部の選手と父母会が声明文を作成中で、29日にも公開する予定だという報道がされています。もしこの選手側からの声明文が、単に宮川選手をかばうだけの内容、選手として復帰できるよう支援するという内容に終始するようであれば、これはかなり深刻だと言わざるを得ません。少し日大の「善良なアメフト部員とその周辺の人達」には酷な内容を今から書きますが、それは僕がアメリカから本件を客観的に見てきた、率直な感想になります。ちなみに、僕は日大アメフト部を存続させることは可能だと考えています。また、そうあってほしいと応援する気持ちをもってこの記事を書いてもいます。

シロクマックス
いいかいちびーた、この日大との秋季リーグの試合を拒否するというアナウンスだけどね。秋季リーグとは言ったものの、秋季リーグだけとは言っていないね。また、いついつまで拒否するものであるとも言ってないんだ。
ちびーた@仔馬
そうか。条件のコーチの入れ替えと、環境の改善が十分だとみなされなければ永久に試合拒否ともとれるんだね。条件に尻尾がないや。
シロクマックス
そう。そして組織が浄化された、もう良さそうだという判断は第三者委員会が決定するので、いくら日大側がこれでいいですよね?と例えばぬるい処分で逃れようとしても、他者がじゅぶんかどうかを判断するわけだから、言い換えれば十分ではないうちは、事実上アメフト部は永久追放と同じ意味をもつと考えるべきだね。

「日大アメフト部は廃部以外の道はないのか?」

選手がかん口令をやぶり、声明をだすことには賛成です。自分たちの仲間を救いたいという気持ちから、ついにかん口令をブチ破ったのですから、選手たちの勇気にはリスペクトを送ります。それほどに日大アメフト部の闇は深いということです。ただし、本件は遅かれ早かれ刑事事件に発展すると予想されており、当該選手もまた、命令されたにせよ、直接手を下したということで捜査の対象になることは間違いありません。

その時に、選手側からの正式な声明文の表明が役に立つとは思います。民意を味方につけるのは強力な援護射撃になります。どちらにせよ、本件はドラマのように大どんでん返しのハッピーエンドにはならないのが、悔しいところではあります。

それはそれでシナリオとして進行していくとして、もう一つは、こちらが今日のポイントなんですが、そもそも日大アメフト部を存続させる手立てがあるのか?ということです。現状、日大以外の関東15大学からは、指導、環境の改善がなければ試合を拒否すると通達されていることを忘れてはいけません。

どういうことでしょうか?つまり、今28日時点で言えることは、日大アメフト部はすでに詰んでいるということです。将棋でいうところの詰みです。対外試合もできないクラブに有力な選手は入部しませんし、在籍している選手も他校へ転校してしまいます。当たり前です。ので、この日大との試合拒否という処置がとかれなければ、日大は新入部員はおろか、レギュラークラスの選手を手元に置いておくことすらできないわけで、それはすなわちそう遠くない将来の廃部を意味します。

本件、時間がたてばやわやわ元通りに戻るから、今はじっとしてろ…これで済む問題ではないことに、日大経営陣は気が付いているのでしょうか?アメフト部のコーチ一新と、環境が改善されていないと、「第三者に」判断されなければ試合はできませんし、もし関東連合自体が大甘で凍結処置を解除しようものなら、日大戦にはすさまじい数の野次馬と悪意ある報道陣が集まるでしょう。

ワンプレーワンプレーにいちゃもんつける絵が目に浮かびます。試合後の報道は「日大再び危険タックルか!?」「あの事件があったにもかかわらず、あのようなプレーはいかがなものか!?」など、ピントのずれた悪意のある記事が世間を賑わすでしょう。それで被害を受けるのは、日大だけではなく、対戦校も同じだということです。アメフト事態にダーティなイメージがついたままということになってしまいます。

それは絶対に避けたい関東連合ですから、実際に日大が具体的にこういう処置をした、こういう新たなガイドラインを設定した、というアナウンスがなければ凍結はとかないでしょう。被る不利益が大きすぎます。

シロクマックス
すでに日本のカレッジアメフットは危険だ、暴力的だ、ブラック部活だ、というようなダーティなイメージがさんざん世間についてしまったからね。すでにカレッジフッティの関係者は日大の被害者なんだよ、全員。
ちびーた@仔馬
そうか。一度ついたイメージを払拭するのにどれだけの時間がかかるかを考えたら、ぬるい改革では周りはうんとはいわないだろうね。日大のおじさんたち、ちょっと見通し甘くない?

 

王手金取り状態の日大、金のクビを差し出さずににクラブ存続などありえない

今、日大は将棋でいうところの「王手、金取り」を突き付けられている状態なんです。王将はクラブの存在そのものです。王様をとられたらお終い、廃部です。では、王将を逃がすためには、金を差し出すしかありません。しかし、金を差し出しさえすれば王将は助かるのです。金とは内田正人元監督の辞職に他なりません。

クラブの監督は辞任しました。しかし副理事の椅子には固執していて、どうしても辞めようとはしません。これは別記事で特集したように、ゆくゆくは理事長の椅子に座ることが約束されているからだと、一部マスコミが報じています。また、こちらも別記事で指摘したように、日大内に籍さえ残せば、ほとぼりの冷めたころに「テクニカルディレクター」や「名誉顧問」という形で肩書だけ変えて現場復帰しようと思えばいくらでもできるわけです。

ルールを決める側の人間なので、都合の良いようにルールを変えるのは簡単なことです。つまり、28日現在報道されているような、13人いるコーチの刷新などと、内田氏が組織に籍を残す限りは全く意味のないことなのです。それは関係者が嫌というほどわかっているはずです。今までの圧倒的な権力を見てきた人間にはわかるはずです。

ですから、アメフト部を残すためには金たる内田正人氏の日大からの除名、完全に日大アメフト部からも、組織からも排除しましたよ、というアナウンスが必要だということです。これが今唯一日大アメフト部を廃部にせず、指導陣、環境が改善されたと判断できるアクションなのです。

13人いるコーチをいくら刷新したところで、それで組織は変わった、環境は改善さらたと日大側がいくら主張したところで、評価というものは他人が下すものです。黒幕が次期理事長に就任予定…これで納得する関東連合でしょうか?関西学院大は納得するでしょうか?

今選手たちが求めなければならないもの、それは…

仲間を救うため、実際に危険タックルを行った当該選手を救済すべく声を上げる選手たち。本当に今窮地にたたされている仲間を、アメフト部を救いたいのであれば、しっかりと内田氏の日大からの除籍を求める運動と、声明を発表していかなければいけません。

さもなければ内田氏は次期理事長に就任し、推定年収3500万といわれるポジションにく苦可能性があるわけです。自分が指導した学生を社会的に抹殺されかねない状況に追い込んで、学園の理事長に就任する…これで納得できるのでしょうか?僕は納得いきません。

ちびーた@仔馬
内田氏が狙う日大理事のイスについての記事はこちらから。もらい過ぎ?内田正人氏驚愕の年収と副理事を辞任しないわけ
シロクマックス
タックルされた側の学生さんはすでに回復してプレーに復帰しているんだ。彼もまた、タックルをした選手の現役続行を願っているとインタビューで答えている。現場で起きたことは落とし前がついたんだ。後は巨大な組織の闇にメスがはいることになるね。
ちびーた@仔馬
もうこうなったら汚職の政治家の追及みたいになっちゃったね。なんか嫌だな、こんなニュース、いつまでも続くのは。

 

ちびーた@仔馬
最後まで読んでくれてありがとう。よかったらこっちの記事もよんでね。日大アメフト落としどころはどこか

 

 

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