J1からJ プレミアリーグへ J リーグの新世界3大リーグへの道

2018年、J リーグにバルセロナの至宝イニエスタが加入しました。年俸は推定32億円との報道です。移籍金が発生していないので、実はあまり高くない買い物だという指摘もあります。確かに今欧州では、トップ選手の移籍金は軽く100億円を超えるので、イニエスタという歴史的名プレイヤーを3年100億円程度で獲得できたのは、あながち高いとはいえず、むしろ安いととらえるのが打倒です。イニエスタはJ リーグに何をもたらすのでしょうか?

本記事では、今ネットでまことしやかにささやかれている、J リーグのプレミアリーグ化についての記事です。J プレミアリーグがなぜ必要なのか?そのために乗り越えなければいけない問題点と、その解決策を考えてみます。J リーグが好きな方もそうでない方も(欧州リーグと比べてしまうなど)、どちらの方々にも読んでもらえる記事になっております。J リーグは未来の日本において、観光業に続いて日本の主要産業にまで発展できる超有望コンテンツだと考えられます。

コンテンツ

 

J1の上のカテゴリー、J プレミアリーグの創設とは

2018年’現在JリーグはJ1を頂点としてJ2、J3と3つのカテゴリーから編成されています。Jプレミアリーグとは、J1の上に、もう一つ選ばれた戦力的にも、金銭的にも、集客能力的にもずば抜けた実力を持つチームだけで構成される、エリートリーグのことを指しています。

英国のプレミアリーグ発足時とは少し意味あいが異なりますが、似たところもあります。英国のプレミアリーグは1992年に発足しました。当時、それまでのトップリーグであったフットボールリーグのディヴィジョン1に所属していた全てのチームがプレミアリーグへと移籍しました。このプレミアリーグ化が、80年代から低迷していたイングランドサッカーリーグの巻き返しに弾みをつけることになります。プレミアリーグ化において、後々(現在ですが)最も多きな変化点となったのはテレビ放映権、あるいはスポンサー契約を独立して結べるようになったことにあります。

特にテレビ放映権の収入は世界一にまで上り詰め、世界中で約10億人がプレミアリーグの試合が生放送されています。また、スポンサーも外国人投資家の投資対象としての価値を生み出すことに成功し、アメリカ人投資家や、中国人投資家、ロシア人投資家などがこぞってクラブの株式を取得し、クラブの運営費を劇的に引き上げています。

例として、ロシア人投資家のアブラモヴィッチ氏によるチェルシーの買収があります。買収後、チェルシーはそれまでのクラブ運営費とはけた違いの金額で選手を補強し、プレミアリーグの優勝の常連となっています。また、これによりチェルシーファンも東南アジア諸国を中心に世界中で増加し、ユニフォームの売り上げ、放映権の引き上げなど、ビジネスとして大きな成功を収めています。

この英国のプレミアリーグ化の成功を踏まえて、Jプレミアリーグの可能性を見てましょう。

 

世界3大リーグはJリーグ、英プレミアリーグ、米MLSでいい

Jリーグアドバイザーのホリエモンこと堀江氏が、世界3大リーグはJリーグ、リーガエスパニョーラ、そしてアメリカのMLSになる。Jリーグは世界を代表するリーグになれる、とコメントしていました。リーガエスパニョーラと英プレミアリーグはどちらかわかりませんが、JリーグとMLSは妥当な意見です。そのポテンシャルが十分にあるということです。堀江氏がアドバイザーに就任して間もなく、JリーグはDAZNに10年間の放映権を2100億円で販売しました。

スカパーに販売していた価格の何倍もの額です。DAZNは世界各国に映像を配信するため、「日本だけでのJリーグ配信では、この半分の価値もないが、世界に配信するとなるとこの額で打倒」ということになります。決してボーナス価格で購入したわけではなく、この価格がマーケットにおける適正価格だったということです。決して日本だけのマーケットで物を考えてはいけません。常に70億人に対してサービスを提供する意識をもてば、Jプレミアリーグは必ず実現、成功します。

 

中国スーパーリーグとのマッチアップは不可避 アジアのプレミア化を手繰り寄せるには?

もっかアジアで最も金満なリーグは中国のスーパーリーグになります。カタールリーグもすさまじい金銭投資で選手を集めていますが、本記事では中国スーパーリーグが今後いっそう成長すると見越して、中国を引き合いにだします。中国スーパーリーグの資金力は何といっても国内企業のスポンサーとしてのバックアップにあります。

世界の資産価値の高い企業ベスト50という企画で中国企業はアメリカに次ぐ8社がランクインしています。(中国のトップはアリババグループです)トップ50のうち約6割がアメリカの企業ではあるのですが、8社入るのは素晴らしいことです。ちなみに日本の企業ではトヨタグループが唯一トップ20に入っています。

つまり、中国スーパーリーグの強みは、外資のスポンサーを募らずとも、自国の企業の後押しでうなるほどの資金を集められる点にあります。それに対して、日本は自国の企業のスポンサー支援だけでは到底中国にはかなわず、また世界と渡り歩くのも不可能なのです。日本はもう経済大国ではなくなりました。

高齢化社会を迎え、減りゆく総人口からなる国内マーケットだけでは、消費は伸びない時代です。日本人相手に物を売っても儲からない時代なのです。これはどういうことかというと、日本人だけが楽しめるリーグでは、これから先、日本のサッカーは衰退してしまうことを意味します。

で、あればどうするか?答えは一つ、とてもシンプルです。日本がコンテンツを提供し、世界中のサッカーファンがこれを楽しめば良いのです。Jリーグという魅力的あるコンテンツの放映権を販売し、買ってもらう。Jリーグのクラブをブランド化し、海外の企業あるいは投資家に買ってもらう。

そのためのプレミア化と言い換えてもよいでしょう。これは英プレミアリーグがたどった道と酷似しています。それはそうです。英国はスコットランドや北アイルランドをを含めたユナイテッドキングダム全体でたかが6000万人のビジネスマーケットにすぎません。日本のよりも少ないです。にもかかわらず、英プレミアリーグが世界で一番視聴されているリーグであり、また世界で一番プレイする価値のあるリーグであり続けるのは、魅力あるコンテンツを世界に配信、販売しているからに他なりません。

今、英プレミアリーグは世界の人口70億人を対象に運営されています。ではJリーグはどうでしょうか?残念ながら現在のJリーグはあくまでも日本国民が楽しむコンテンツにすぎません。たかが世界の1億2000万人です。マーケットが小さすぎますね。

リーグをプレミアリーグ化するということは、放映権を世界に販売し、コンテンツを世界70億人に提供するという意味です。そのためには良質なプレイヤーをそろえなければなりません。当然世界最高の選手を引っ張ってくるには莫大な資金が必要です。その資金を提供するのはほかならぬチームのスポンサーです。チェルシーにしても、アブラモヴィッチ氏のスポンサーとしての資金提供なしに、今日のチェルシーの戦力などありえませんよね?

そこで!強力なライバルとなるのが中国スーパーリーグです。なにしろ自国の企業がものすごい金額の投資をしています。今はまだ、先行投資の色合いが濃く、リーグの環境や外国籍の選手以外のプレイヤーのレベルがそこまであがってきていない現状ですが、これは時間の問題で解消されていきます。かつてのJリーグも同じでした。

また、生活環境がよくない(光化学スモッグやPM2.5など)という理由から中国移籍を敬遠する選手もいますが、これも時間の問題で解消されてしまいます。ガソリンを使わないEVカーの普及と、ソーラー発電、風力発電がエネルギー供給のスタンダードになった時、空気汚染がおさまった中国には世界中から人が集まる超大国になるかもしれません。せまっ苦しい島国の日本ではなく、広々とした大陸国での生活を希望する選手は少なくないでしょう。

だからです。中国スーパーリーグとのプレミアリーグ化争いに競り勝ち、アジアのサッカーの覇権を握るには、中国の大気汚染が収まる前(中国での生活を嫌がる選手がいるうちに)決めてしまう必要があります。タイムリミットは2025年までです。なぜなら、現在の人類は10年がたつと、10年前のテクノロジーの約8割がすでに技術革新によって新しい技術にとってかわられるからです。

2025年にはスマホはないでしょうし、(もっと進化した端末が普及)中国の大気汚染が劇的に改善されている可能性もないことはないのです。なにしろ金がありますから、こうと決めたらすぐ工事着工できます。あっという間に風力発電の風車が1万台設置されてます、というのもあながちありえないストーリーではありません。

日本の常識の遥か上をいく国のすることですから。幸い2018年現在日本での生活を、スター選手はおおむね楽しんでいるようです。神戸でプレイしている元ドイツ代表のポドルスキ選手のツイートの効果もあってか、ここ最近神戸牛の価値が世界的に高まっていて、入手困難な状況が始まっています。

外国人枠の撤廃、外資系企業のスポンサー参入は不可欠な制度変更だ

 

Jリーグには外国籍枠という制度があります。外国籍の選手の枠と、アジア国籍の選手の枠が別々の設けられていますが、これを撤廃し、最も優れた選手を世界中から引っ張ってくることから始めなければなりません。確かに2018年現在、世界最高峰のプレイヤーであるメッシ選手やロナルド選手をいきなりJリーグに引き抜くのは不可能かもしれません。

どれだけお金を積んでも、彼らがヨーロッパでプレーする(ヨーロッパチャンピンズリーグに出場する)ということに価値を見出している内はほぼ不可能でしょう。しかし、先のイニエスタ選手のように、プレイヤーとしてのピークを過ぎた選手、あるいはこれから緩やかに下り坂に入る選手が、ヨーロッパのトップチームでのプレーに区切りをつけ、第二のキャリアを模索した時に、Jリーグで、というパターンは是非とも逃したくはありませんね。

かつてブラジル代表で10番をつけた正真正銘のスーパープレイヤーであるジーコが住友金属にやってきた事を思い出してください。住友金属は鹿島アントラーズとなり、そして鹿島アントラーズはいまだに「ジーコがプレーしたクラブ」として世界で認知されています。特にブラジル籍の選手が移籍を模索する際に、ジーコブランドが働いています。これがとっかかりです。イニエスタ選手が神戸でプレーします。「あのイニエスタが晩年にプレーしたクラブ」として世界中に名前が知れ渡ります。神戸が今後、ビッグネームの獲得に動く際、イニエスタが神戸の良さ日本の生活の良さを世界に伝えてくれれば、徐々にですが、日本でプレーしてみたい、という選手が増えてくるはずです。

11人の先発メンバーの大半を外国籍のプレイヤーが埋めたからと言って、だから何だという話です。外国籍の選手を押しのけてレギュラーをつかめるよう、日本国籍の選手が奮起すればよいだけで、「レベルの低い自国の選手だけで玉けり遊び部のようなサッカーをしているクラブのコンテンツは、誰にも買い手がつかない」ということです。玉けり遊び部はあくまでも表現の引用ですよ。スラムダンクの「玉入れ遊び部」からになります。Jリーグがそうだと言っているわけではありませんので、ご注意を。

世界に対して影響力のある選手(もはやインフルエンサーとしての役割)をどれだけJリーグに引き込めるか。まずはここからではないでしょうか?また、もし神戸がアジアチャンピオンズリーグに出場することになれば、アウェイの試合は、全試合チケットが売り切れるかもしれません。「あのイニエスタが僕らの街のスタジアムにくる」これほど感動的なイベントがあるでしょうか?

そして、そのようなビッグネームを獲得するには、当然相当の移籍金、および年俸の提示が必要になります。それをどこから捻出するか?というところで外資系スポンサー企業は不可欠です。先に少し記述した通り、日本の企業はもはや世界規模で見渡した時に、決して世界的大企業が多いとはいえません。

せいぜいトヨタだけです。まだFly Emiratesのスポンサー支援を受けているJリーグのチームはありません。これはJリーグが外資企業のスポンサーを禁止しているからですが、これは制度改革で変えなければなりません。日本国内の企業だけでは体力的に世界と勝負するのは無理です。一日も早くFly Emiratesとスポンサー契約するJのチームが現れることを願います。観光で4000万人を目指しているのであれば、航空会社はスポンサーしたがるはずだと思います。

米ユナイテッド航空や、デルタ航空など、メガ企業とスポンサー契約を結べると良いですね。ちなみに米MLSは、やはりスポンサーが強力で、2018年からMLSに参入したFCロスアンゼルスは胸ロゴがYou Tube TVです。2017年からMLSに参入しているアトランタユナイテッドは、スタジアムが50000人収容のメルセデスアリーナです。新規参入なのに、いきなりスポンサーがメルセデスです。

やっぱり規模が違いますね。ちなみに2019年からMLSへの参入が決まったFCシンシナティは、胸ロゴがトヨタになります。そしてMLSのリーグスポンサーはアウディです。Jリーグは明治安田生命ですね。スポンサー企業の大きさでいうと、米MLSはすでにJリーグを超えていると言えるでしょう。さすがに世界の富が集中しているアメリカです。集まるお金の規模が違います。

特定の国籍の選手に偏らないために

 

外国籍選手枠の撤廃を提案はしたものの、例えば中国籍の投資家がJのクラブの株式を買いとり、中国籍の選手ばかりを獲得して、先発メンバー全員中国籍の選手にしました、というようなことが起これば日本国内の感情はよくなくなりますし、そもそもそのクラブのサポーターにしてみればとんでもない話です。

そうならないように、一クラブで獲得できる同一の国籍の選手は3名まで、のような国籍の均等化を条件に盛り込む必要はあるかと思います。しかし、現に英国領ウェールズに本拠を置く、カーディフというチームが、中国人投資家に買収され、チームカラーも赤に、ロゴのライオンも「中国では縁起がいいから」という理由でドラゴンに変更された例もあり、必ずしもすべてがうまくいくわけではないことは承知しなければなりません。

カーディフのサポーターは全く納得しておらず、一時期ニュースで取り上げられました。このお話から得られる大事なところは、いつまでも金のないアジアの辺境の貧乏リーグを続けるのか、投資家の援助を受けて国際レベルのビッグクラブを多数抱えるプレミアムなリーグへと成長するのか?どちらの道を選ぶのか?ということですが、これに選択の余地はありません。

Jリーグの門戸を世界の投資家に開き、一人でも多くの優秀な経営者、監督、コーチ、選手を日本に呼ぶことは、回り回って日本という国のブランド力につながります。サッカーしたけりゃ日本に行け!それがブランドです。今、そのブランドはヨーロッパにあります。ですから、日本人Jリーガーはヨーロッパのクラブ移籍を目指します。

それは正しい野望です。理想は、自分が育ったアカデミーのトップチームがそのまま世界最高レベルのクラブであることと、世界最高峰のリーグに所属していることですね。まさにメッシがそれです。それはとても幸せなことに違いありません。

浦和VS鹿島の一戦が世界中で生中継される時代へ

 

つまりビジネスとして大きな力を持つということです。わざわざバルセロナの試合を見に、メッシのプレーを見にカンプノウまで足を運ぶ日本人のサッカーファンがいるように、わざわざ浦和VS鹿島の天王山を見るために日本にくるサッカーファンが現れる、これが理想ですね。そこから得られずインバウンド効果もありますし、なにより自分の応援する地元のチームが世界でも指折りの強豪チームである。こんなに誇らしいことはないでしょう。

ちょっと想像してみてください。どこのチームでもいいですよ?浦和VS鹿島でなくても、神戸VSガンバ大阪でもいいです。今スタジアムで見に来ている自分のごひいきのチームの試合が世界100か国以上に生中継されていて、外国からのプレスもわんさか取材にきている。選手も世界のトッププレイヤーが両チームあわせてズラリ。年俸は一人約5億円。それを払えるだけの収入がクラブにあるんです。今の英プレミアリーグのように。そんな未来を想像してみたら、わくわくしませんか?

  1. Jプレミアリーグは外国籍の選手枠は存在しない
  2. 外資のスポンサー当たり前
  3. 外国人投資家がJのクラブを買いたくて買いたくてしょうがない
  4. Jプレミアリーグの試合を見るために外国人観光客が毎節団体のツアーで来日する

2018年現在、議論が具体的に始まっているのはまだ1の外国籍選手の枠の撤廃についてのみですね。これもイニエスタ選手のJリーグ加入が引き金になっています。イニエスタ選手という、世界のトップオブトップがJでプレーすること、これが後世では大きな変化点だったね、と語り継がれることになるのではないでしょうか?

 

せっかくなので、ジダン氏の現役時代のスーパープレーも動画で振り返ってみましょう。

ちびーた@仔馬
最後まで読んでくれてありがとね!よかったらこの記事も試してみてね。またきてねー!【辞任のジダン氏】懐かしいあのボレーにあの頭突きをプレーバック

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