【リアルスティール】血統からひも解く復活できるこれだけの理由

リアルスティールの血統解説

父は言わずと知れたディープインパクトです。あまりディープインパクトについてどうこう書くつもりあはりません。配合した牝馬の良いところを引き出せる、競争馬としても、種牡馬としても異次元のスーバーホースです。2018年の英2000ギニー勝馬サクソンウォリアーの母は、わざわざクールモアがディープインパクトをつけに日本に送り込んだ牝馬から生まれた馬です。

豪アローフィールドスタッドもリアルインパクトを種牡馬として共用していますが、引き続き良血の牝馬を日本に送って、ディープインパクトとの交配を希望しています。残念なのは、セレクトセールで取引されたディープインパクトの子ではないということです。あくまでもあちらが用意して、あちらで産ませて、育成したディープインパクト産駒です。一番望ましいのは、セレクトセールで取引された馬が世界では走ることですね。

それはすなわち、血統だけではなく、日本の育成のレベルアップの証明ですし、そこまで仕上げたスタッフの価値の証明でもあります。今はまだディープインパクトの血がほしいだけ、で甘んじている日本生産会です。勘違いしてはいけないのは、日本の生産のレベルがあがったというよりは、社台FとノーザンFの圧倒的な投資と、絶え間ぬ努力が突き抜けているだけで、その他の日高の牧場の生産レベルが社台F、ノーザンFと同じだけレベルアップしたとは、残念ですが僕は思いません。

「日本競馬」でくくるとおかしくなって「社台系」「ダーレー系」とその他と分けるのが正解だと思います。馬産地でこの記事読まれている方には言いづらいですが、社台F,ノーザンF程の投資をしてますか?という話です。さて、リアルスティールの母はストームキャットの牝馬です。

もちろんアメリカから購入された馬です。競争馬として購入した、が50%、繁殖としての価値があるから、が50%というところじゃないでしょうか?牝馬を買う時は常に繁殖牝馬としての投資、という観点からの価値計算を忘れてはいけません。今、日本でもっとも成功している配合はサンデーサイレンス系種牡馬Xストームキャット牝馬です。おそらくこの黄金のブリードの最初の成功例は桜花賞馬ファレノプシスだと思います。

けっこう前ですね。98年の桜花賞、秋華賞の勝馬です。弟に日本ダービー馬キズナがいますね。当時は2代母FIJIがナリタブライアンの母パシフィカスの母だということがクローズアップされていましたが、今はむしろこの黄金ブリードの始祖という意味合いの方が強いでしょう。今年の桜花賞で5着だったマウレアの母バイザキャットもストームキャットの肌ですね。で、このリアルスティールが今のところ現役だとこの配合の代表というわけです。

シロクマックス
僕は実際フロリダでジャイアンツコーズウェイの2歳馬に乗ってるんだけど、前に突っ込んでいく推進力がすごいね、ストームキャット系は。ちょっとね、他の血統とは違う感じがした。何もしないでも馬がぶっ飛んでく感じ。あの気性が勝者の気性なんだよ。おとなしいくても競馬は勝てないからね。
ちびーた@仔馬
たしかに。知ってる範囲だと、皐月賞馬ジェニュインは怪獣なみだったらしいね。常に二人で引かないとケガしちゃう。噛みつきにきたらしいよ、人間を。

ジャイアンツコーズウェイのローテーションは理にかなっていた

先月惜しまれながら亡くなった大種牡馬ジャイアンツコーズウェイですが、現役時代は3歳時に2ヶ月でG1を5勝するというとてつもない記録を作りました。また、秋には米国に遠征し、初めてのダート競馬のBCクラシックでその年の年度代表馬に選出されるティズナウと火花が飛び散るような歴史的激闘を繰り広げました。(2着)

その後、3歳一杯でスパッと引退し、種牡馬になりました。このローテーションはストームキャットの特性を理解した素晴らしい使い方だったと断言できます。全馬とは言えませんが、えてしてストームキャット産駒は好調時の波が高いところで安定し、良いバイオリズムの時であれば詰めて使ってもへこたれない強靭なメンタルを持ち合わせた産駒が多いです。

逆に、いったん不調に陥ると、なかなか不調の波から脱出できないという側面もあります。ですから、ジャイアンツコーズウェイの3歳引退は大正解なのです。4歳で引き続き現役を続行していれば、好調期間をそうそうずっとは持続できませんから、(3ヶ月くらいです)戦績に傷がついていたはずです。リアルスティールの場合、明らかに2017年は不調だったはずです。毎日王冠に優勝していますが、そもそも使い込めていません。もし好調ならその後香港カップ遠征くらいはあったはずです。ディープインパクトは肌馬の特徴をうまく産駒に引き出せる種牡馬ですので、母系の特徴を産駒が色濃く受けている可能性は高いです。

Published by Breeders Cup World Championship Oct 12 2012

競馬ファンなら一度は見ておくと良いでしょう。競馬とはこういうものだ!と呼べる欧州、米国の最強の2騎の火花散る激突です。

 

シロクマックス
初めてのアメリカのダート競馬ですんなり3番手につけられる時点でジャイアンツコーズウェイは異次元だね。あのタイキブリザードですら、最後方を回らされたんだからね。コーズウェイは凄い馬だったな。産駒も乗るとすごいけどね。
ちびーた@仔馬
えー。いつか僕もこんな厳しい舞台で競馬するようになるかな?僕、こたつでみかん食べながら昼ドラ見る生活の方がいいよ…

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