【元調教助手が分析】安田記念スワーヴリチャードの敗因は…

スワーヴリチャードがまさかの敗戦をきっしました2018年の安田記念を振り返ります。

ペースは600m通過が33.8秒、さらに手元時計で1000m通過が58秒くらいですから、1マイルのG1としたらこれくらいで流れるだろう、平均ペースでした。それでもいきたがってしまうのが今のリチャードです。

前走は極端なスローからデムーロ騎手が思い切っていかせてしまい、3角までに完全に先頭までいききってしまう競馬で4角先頭から後続を封じ込めての横綱競馬でしたが、今日は内内でじっと我慢の競馬でした。それでもいきたがっているように見えました。直線でもステッキが入るとよれるシーンも見られ、この馬の難しさが出てしまいました。最内で馬を壁にする形で抑えていたデムーロ騎手でしたが、スムーズというには少し力んで走っているように見えました。

正直マイルでこれだけかかると、この後2200m宝塚記念に行くにしろ、秋まで休養して2000m以上のレースに挑むにしろ、少々厄介ではあります。1000m通過58秒でかかるのですから、60秒台ではもっとかかることは明白で、この問題をどう解決していくのかは厩舎の腕の見せ所となりそうです。

筆者としては宝塚記念でシュバルグランやレイデオロと再び火花を散らして欲しいのですが、果たしてどうでしょうか?1600mの競馬ですので、距離としては短いわけで、3200mの天皇賞を走るよりはずっと消耗も少ないはずで、疲労が抜けない…ことはなさそうですが、安田記念を落としたことで、少し予定が変わるのかもしれません。

調教師がどれだけ休養を主張しても馬主が使えるなら使ってくれと言えばそうなりますから(馬は馬主の所有物です)全ては馬主サイドの判断にゆだねられることになります。

安田記念で2着だった時のモーリスもそうでしたが、むしろあれだけ馬がかかってもモーリスは2着、リチャードは3着にくるのですから、改めて強い馬だという事を思い知らされた気持ちはあります。

ただ、メンバー的にもここは負けられないだろうという気持ちで見ていたので残念ではありますが、勝ったモズアスコットに至っては、騎手の力量が相当に大きな割合を占めていると言えます。

リチャードは引っかかりながらも90点の競馬はしましたが、モズアスコットは140点の競馬をしていますね。ちょっとスタートが悪かったにもかかわらず140点ですね。ルメール騎手の凄まじいところは、ハーツクライでディープインパクトを撃破した有馬記念や、17年のダービーのレイデオロのように、周りが100点の競馬をする中で一頭だけ120点、140点の競馬をしてしまう所です。

ダービーの時のリチャードなど、四位騎手は100点満点の競馬をしてますが、180点くらいの競馬をレイデオロにされてしまい敗戦しています。おそらくリチャードとレイデオロの騎手が逆なら結果も逆だったのでは?とタラレバを言いたくなるような神がかった騎乗をルメール騎手はします。

騎乗予定だったタワーオブロンドンが回避して急遽騎乗が決まった馬でしっかり勝つのですから、もはや誰にも止められませんね?ルメール騎手の神騎乗が光った安田記念でもありました。

ドバイ帰りのリアルスティールの調子が戻らないのが残念です。今回は期待していましたが…一度調子が上がってしまえば当分好調が持続する馬ですから、なんとか調子を取り戻してほしいものです。

レッドファルクスは絶好の位置に見えましたが、追い込み切れませんでした。1600mは問題ないと考えていましたが、やはり1ハロン長いのでしょうか?考えを改めなければならなくなりました。

ペルシアンナイトの凡走は謎です…もっとやれていい馬なんですが。リスグラシューも弾けませんでしたし…サトノアレスも最後100m止まりましたね。ただ、蛯名騎手はやはりトントンしない方がいいですね。馬はシャープに伸びました。蛯名騎手、左ステッキ30発くらい入れてますから、猛烈に追いましたよ。さすが歴戦のベテラン騎手だけあって、迫力のある追い込みでした。

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