【オーストラリア競馬日記】 メルボルンセールでエンコスタデラゴの牡が15万豪ドル

2011年にオーストラリアのメルボルンで行なわれた仔馬のセール(当歳セール)の時の写真が出てきたのでアップしてみます。ストラッパーは若かりしころの僕です。

「ヘンリーザナヴィゲーターの牝馬が最高価格!サザンクロス当歳サール」

という見出しですね。僕がこの時勤めていたコンサイナー(仔馬をセリで売るエージェント)はジョン・コネーリーさんというアイルランド人で、この界隈では色々な意味で有名な人でした。馬を仕上げる腕も見事ですが、なにしろ気性が瞬間湯沸かし器のような人でしたので、

「おまえ、よくコネーリーと仕事できるね」

などと他の牧場のオージーたちから言われたものです。アイルランド人は馬に厳しいので、なんでもOK!のオージーとは折り合いが悪い面がありました。

ジョンはアイルランド系グループのクールモアの下請け業者でしたから、クールモアから預かった馬ばかりでした。ヘンリーザナヴィゲーターもクールモアの種牡馬ですね。お父さんも小さな馬ですし、この牝馬も体は小さかったですが、歩きがよかったのと、母系がよかったのとで、良い価格で売却できました。

 

 

 

この画像の新聞は、業者用のフリーペーパーでs、セリの翌日の朝に無料配布されたものですね。たまたま高額で取引された馬を僕がリングで引いたために、写真つきで会報に掲載されたときのものです。

やっぱりアジア人のストラッパーは目立つせいか、翌日からはどこでなにしていても、仕事さぼってコーヒー買いにならんでても、

「あ、おまえは!ジョン・コネーリーのとkろのストラッパーだろ?」

みたいに声をかけれましたね。やっぱり当時アジア人のストラッパーはちょっと珍しかったですかね。オーストラリアは沢山日本人のホースマン働いてますが、厩舎が多いですね。

ちなみに皐月賞馬ジェニュインがオーストラリアのチャッツウッドスタッドにシャトルで来ていた時に担当していたのは、僕の先輩にあたる日本人スタリオンハンドの方でした。怪獣のように人間に襲い掛かるジェニュインに毎日手を焼いていたと話を聞きました。

ちびーた@仔馬
わあー、僕の生まれ故郷…懐かしいな。ジョンにはしごかれたよ。
シロクマックス
はは、まあね。ジョンはクールモアも認める一流のコンサイナーだからね。厳しかったよね。でも仔馬のうちにしっかりとお行儀を教えておかないと、後々でライダーを振り落とすような馬になったらその方が”乗り難しい馬”っていうレッテルを張られてかわいそうだからね。
ちびーた@仔馬
まあね。ここのごはん、おしかったんだよね~。炊き込んだ大麦にはちみつシロップかかってからね。あったかいごはん、美味しいよね。
シロクマックス
競走馬は実はなにを食べて育ったかで半分決まるからね。人間のアスリートと同じだね。巨大資本の大牧場で育った馬は食べものが生まれた瞬間から零細牧場とは違うんだよ。言いづらいけど。あの牧場のカイバは凄い栄養価だったね。お金かかってるのがわかったもん。しかもそれを凄い量食べさせる。一回筋肉を膨らませてから運動で絞って調整するのがジョンのやり方だったね。みんな中華まんみたいにコロコロしてたもん、トレーニング中

 

 

エンコスタデラゴの牡が15万豪ドル、約1400万円で売れた翌日の新聞ですね。やっぱり撮られてたんですね。エンコスタデラゴは日本でいったらキャンベルジュニアの父ですね。

フェアリーキング系です。2018年現在オーストラリアの母父ランキングでぶっちぎりでトップです。パントルセレブルやファルブラブもそうですが、フェアリーキングの系統は母系に入って一流馬を排出しますね。キャンベルジュニアの母メリートは豪G1勝馬ですから、超良血なわけで、そのうちオーストラリアに現役のまま移籍するでしょう。

この時はいてる白のパンツは実は女の子ようのものなんです。この時のメルボルンは異常に寒くて、当初は男は膝下までのショーツで仕事をする予定だったのですが、それだとあまりにも寒いため、急遽長いパンツに交換したんですけど、僕のサイズにあうロングは女の子ようのしかなくて・・・・

オーストラリアの馬の仕事をしている女の子はけっこう「ごっつい」体をした娘がちらほらいますから、牧場としてもそういう「ヘヴィ」な女の子ようのパンツをあらかじめ用意しているわけで・・・・・・

にしてもこのパンツはやっぱり女の子ようだから、異様に尻周り、太もも周りが「ぴっちり」していて、ジャンパーでかくしているからまだ救われているものの、最初はいた時は同僚にこれでもかっていうくらい笑われましたね。

だってまるっきりおネエだし・・・・・そんな「なんちゃっておネエパンツ」をはいた自分が連日にわたり高額取引きの馬を引いて写真に写っちゃったもんだから、だから周りは面白がって声をかけてきてたんですね…

朝仕事をしてたらボスがきて、「今日からお前は有名人だな」とかいって茶化すもんだから、ほんと恥ずかしかった・・・・

シロクマックス
楽しい思い出だね。オーストラリア最高だったよ。今はアメリカで生活してるけど、そのうちまたオーストラリアに住んでみたいな。
ちびーた@仔馬
オーストラリアのレバノン料理食べたい。シドニーのレバノンレストランまた行きたいな。レバノン料理、一回食べるとハマるよ!?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です