アメリカのスターバックスで黒人が不当に逮捕された件

こんにちわシロクマックスです。このニュース、気持ち悪いですよね。これはね、アジア人の僕にも降りかかるかもしれない出来事なのでちょっと取り上げてみました。

米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのスタバで黒人の男性客2人が友人を待っていたところ、なにも注文していないとして警察に通報され逮捕されたと。日本でも大々的に取り上げられたはずですから、覚えている方も多いと思います。

大騒ぎになった火付け役はまたしてもSNSの動画なんですね。ユナイテッド航空がアジア人の医師をセキュリティのガードマンを使って無理やり機内から引きずり出した事件もありましたね。あれも客が動画を撮っていて、それが元になり拡散して大騒ぎになったのでした。今の時代、基本何かが起これば、誰かが撮影していると考えた方がよさそうですね。画素数もあがり、携帯のカメラでかなり鮮明な動画が撮れますからね。

結局騒ぎが大きくなってから、スタバは正式に二人に対して謝罪。スタバは人種差別に反対するという声明文を発表しました。

もくじ

 

※続報:その後スターバックスへの批判は収まりを見せず、新たな展開をみせています。こちらの記事スターバックスCEOの油断合わせご覧ください。

Cited from http://publicdomainq.net

米国では黒人差別が後を絶たない その背景は?

 

米国オハイオ州に住んでいるシロクマックスですが、この手の事件はちょびちょびありますよ。この事件の焦点はやはり人種差別なんですが、その根っこの部分はちょっと違うかなと。ニュースのキモは最後の段落で詳しく触れるとして、まず前提としてこの記事を読まれている方にお伝えしたいのが、事件が起きた場所がかかわっているということ。

裏をとった確認事項ではありませんよ、僕の米国在住歴からくるゴーストの「ささやき」ですよ。はい、フィラデルフィアなんですね。アメリカ犯罪都市TOP20など、メディアには色々アメリカの都市の犯罪率や住みやすさをランキングにした情報が溢れていますがフィラデルフィアがTOP20に入っているところを見たことがないんです。

ですが!!正直フィラデルフィアはあまり治安のよい都市ではありません。郊外は別段普通でしょうが、フィラデルフィア市内、特に市の南側なんかはかなり荒れていますね。住んでいる知人の証言でも、勤め先のオフィスに戻る際にガソスタで給油しようにも、ダウンタウンは絶対アウト、危険すぎるそうです。

まあこれはアメリカあるあるですかね。さらに東西南北の郊外、どこからフィラデルフィア市内にアプローチしてもフィラデルフィア市内に入るとやっぱりご本人曰くアウトだそうで。(郊外はokですよ)で、今回の事件が起きたのはやはりというか、想像はできてたんですけど、ダウンタウンの店舗なんですね。英文サイト行って確認してきました

ここをね、日本のメディアは端折るでしょ。ま、「ダウンタウン危険あるある」がわからない人たちに情報を流すわけだからダウンタウン情報入れてもあまりピンとこないかもですが、やっぱりね、こういう人種差別的な事件が起こる店舗ってダウンタウンですよ。

なぜか?

それは低所得層がダウンタウンに住んでいるからです。詳しく書くと、ダウンタウンには超高層マンションに住めるような超richな(年収1000万は最低ライン)人たちが住んでいます。勤め先のオフィスも一等地のタワーですから、近場に住むわけです。

地下駐車場にドイツ車なんかを所有していたりします。それが例えば高学歴な白人やアジア人、ヨーロッパ系の移民だったりするわけです。と同時に道路工事やったり芝刈りやったりいわゆるブルーカラーの仕事をしている低所得層もダウンタウンに住んでいます。

なぜなら車がないから。ダウンタウン内はバスが使えますし、米国の一部の大都市では電車も通っています。車がなくても仕事に行ける環境でないと暮らせませんから、必然貧困層もダウンタウンに住むわけです。図らずもそれが大学で学士を取得していない黒人だったり、不法入国して不法労働をして生計をたてているヒスパニック系の人だったりするわけです。

Cited from http://publicdomainq.net

百歩譲って職質したとして、なんで逮捕?

これもアメリカンな現象ですよね。例えばこれがオーストラリアのシドニーだったら(僕は昔住んでて今も大好きな街です)注文せずに店内に長時間だべっている客がいたとして、警官が職質かけることはあってもいきなりお縄はないでしょう。

日本もないでしょう。なんでアメリカ?それは常に拳銃を携帯しているかもしれないという緊張が警官側にあるからだと推測されます。懐から抜いて一発ズドンがある国とない国の職質する警官の緊張度が違うよ、という話。だから両手を拘束。嫌ですね。この事件の背景にある社会情勢は、なにも人種差別だけではないと僕は考えています。

 

ここは君らがきていい店じゃないんだよオーラ

また、そもそも通報した経緯が報道されておらずあやふやになっているんですが、これも推測なんですが、当たらずも遠からずだと思って読んでください。米国のレストランって暗黙の了解で黒人やヒスパニックが入りずらい雰囲気をだす店が多くあります。

追記:後日の報道で、やはりこの店舗はダウンタウンの、結構ごちゃついたエリアにあることがわかりました。治安のあまりよくないエリアではお手洗いを使うにも、店員に申し出て、鍵を借りなければ通常施錠されているGSやファストフードの店舗があります。このお店も、事件の背景として、そもそも治安があまり良くないが故に黒人客を歓迎していない可能性が高いです。

黒人が、というよりは低所得者が、と言い換えるべきなのですが、全体的には低所得者層には黒人が多いのが現代アメリカの現実ですね。

特に一皿30ドルを超えるお店でステーキハウスとかbar & grillとかラグジュアリー感を出しているお店(アジア料理屋は除く)はごあからさまに客層に偏りが見受けれらます。そういう店はごくごくたまにの域をでませんが白人店員の態度が思いっきり冷たかったりするんですね。 僕も経験ありますよ、差別接客、ヒューストンで。

僕だけビールが出てこなかったことが。なので、このフィラデルフィアのダウンタウンのスタバで起こった事件なんですが、そもそもこの店の客層がアッパーな白人に偏ったお店だったという推測は十分成り立つんです。

追記:その逆で、あまり治安のよくない地区の店舗のようです

最初から君たちが来ていいお店じゃないのよこの店は、という雰囲気があったかもしれません。アメリカは入る店を一つ間違えただけでとんでもなく不愉快な扱いを受けたり、危険な目にあったり、色々なことが起きます。従って、この件アメリカのダウンタウンあるあるが前提にないと、ちょっと伝わりきらないニュースな気がします。

反対に例えばロイターが新宿のbarで発砲事件が・・・と英語で報道したとして、そこに「歌舞伎町」のワードが抜けていたら、新宿だけど歌舞伎町のことだからねという共感は伝わらないでしょう。「歌舞伎町あるある」が前提にないとね。同じことです。

Cited from http://publicdomainq.net

このニュースの根っこ

 

このニュースの根っこは銃社会アメリカの悲しい現実だと思います。白人警官と黒人との間に他国の国民ほどの信頼関係が築けないんですね。そりゃもちろんいつなんどき発砲されるかわからない恐怖からだと思います。

アメリカのの警官はまさに命がけだと思います。スピード違反で車を停車させるのも命がけ。ドラッグを決めてハイになったドライバーがダッシュボードからデリンジャーを取り出していきなりズドンが現実に起きる社会です。

今回の事は人種差別というカテゴリーに分類されるニュースなのでしょうが、ニュースの根っこは同じアメリカ国民同士で信頼関係が築けない、いきなりズドンが怖くて任意の職質を飛び越して拘束になってしまっている可能性が見え隠れしているというのが僕の見解です。

Cited from http://publicdomainq.net

 

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