ウーバーで裁判!?ガチで訴えられそうになったマヌケなシロクマ

こんにちわシロクマックスです。ライドシェアサービスは東京オリンピック直前の現在、まだまだ黎明期。まだあまり情報が共有されていないのが現状です。世界的に見てもまだタクシーの方がシェアは大きいですしね。よもやま話ではそんじょそこらのウーバードライバーでは決して経験できないような、ベテラン優良ドライバーのシロクマックスならではの失敗談や、なんちゃって話を発信していきますよ。今回は

ウーバーで裁判!?ガチで訴えられそうになった話

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これは僕がまだウーバーの駆け出しのころの話で、シカゴの郊外に住んでいたころの話です。シカゴ周辺はレストランやバーがとても多く、金曜日、土曜日の夜はオールナイトで出勤してました。一晩で200㌦(2万円)超えは普通だったと記憶してます。

大体お酒を飲んだ人達を乗せることが多かったですね。今回の訴えられそうになった話もやはりお酒がらみのお話です。ある日の晩、といっても時刻はすでに午前1時をまわっていたんですけど、僕は急性アルコール中毒を起こしかけていた女の子とそのボーイフレンドを送ってアルゴンキンというシカゴからけっこう離れた田舎町まできていました。

MAP AROUND CHICAGO

 

ちびーた@仔馬
(絶賛公開中)

アルゴンキンについたのがすでに午前1時過ぎていて、こんな田舎で次のライダーなんか拾えるのかな?と思っていたらアプリが鳴るわ鳴るわで帰りたいのに全然帰れないんです。

2件ほどバーから自宅までライダーを送って、2時近くになって、ボチボチ退散しようかな~と思っていたらまたすぐに次のオファーが入るわけです。で、とにかくこんな僻地まで来たんだからもうシカゴのダウンタウンには時間的に帰れないですし、稼げるだけ稼ごうと思い、片っ端からオファーを受けていました。

何件目かで、先ほどライダーを1回拾ったバーからまたオファーがあって、「また同じバーか…」とピックアップに向かいました。到着するとバーは2時で閉まりますから(イリノイ州は大体2時でしたね)バーの外に客が凄い数溜まってまして、どうもみんなウーバーかリフトを待ってるんですね。でも結構な田舎だから、全然捕まらない&全然こないで帰れないでいるんです。

ハザードだしてエントランスの前に止まるなり、「俺のウーバーか?」「キャッシュで払うから乗せてって」と人が群がってきました。片っ端から本人確認をしながら違う人なので全部断って、僕のライダーを、仮にJとして、そのJを待っていました。しばらくするとおっさん一人と女の子2人がこちらに寄ってきて「俺が呼んだウーバーだろ?」と聞いてきたので「Mr.J?」と聞くとそうだ、と言うのでようやく僕のライダーを発見して彼をを後部座席に乗せました。

するとこのJと一緒にいた女の子が「あたしたちのウーバー全然こないから一緒に乗せてって」と助手席のドアを開けて聞いてきました。僕ははなっからJの連れの女の子だと思ったので、Jに「どうする?」と聞きました。(ここ大事、後々)するとこのJが「お前がいいならいいよ」って言うんです。

Jがいいって言うなら別に何人乗ってもいいので、(目的地が複数なら、その方が儲かりますしね)「乗りなよ」ってこの二人を乗せました。

シロクマックス
この時はね~、とにかく帰宅難民が100人以上バーの前で寒そうにしててね。10月のイリノイはけっこう寒いよ。シカゴは札幌より寒いからね。ウーバー全然こないから乗せてって聞かれた時はなるべく乗せてあげたいなって思ったんだね。まあJ次第だけど。
ちびーた@仔馬
Jさんはいいって言ったんでしょ?
シロクマックス
ウーバーの事情聴取でも答えたけど、お前がいいなら俺はいい、みたいなことを言ったんだよね。あいまいな感じで。この時にあれ?ってこの人達の関係性に疑いを持つべきだったね。

 

で、アカウントホルダーがJなので、最初にJを送っていって、その後にこの二人を送っていく、というルートで回ることで確認して発進しました。二人の内一人が助手席に乗って、もう一人のかなり酔っぱらってる感じの女の子が後ろに乗りました。

Jの目的地の自宅が10マイル(16㌔)くらいで、走り出して最初の頃はJと女の子で楽しそうにしゃべってたんですけど、3マイルくらい走った所で後ろに乗ってた女の子が急に

「あたしの家はここ右よ」

と言い出しました。いやいや、まずはJを降ろすって話だったでしょ?Jの家まではあと12分くらいだから、降ろしたらすぐ戻ってきてやるからちょっとまってろって話ていたら、

「あたしは犬に餌をやらなきゃいけないのよ!!先に降ろして!!じゃないと訴えるから!!」

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とか、めちゃくちゃなことを言い出す始末です。Jを先に降ろす約束だろ?と言いながらナビ通りに車を走らせていると、後ろの女の子が暴れだして、これは監禁だから警察を呼ぶとか言いだました。助手席のもう一人の女の子が一生懸命なだめながら、僕に何度も謝ってきます。するとしばらく黙っていたJが

「いい加減にしてくれよ。おい、おまえ、こいつらなんとかしろ」

みたいなことを言い出しました。あれ?ってこの時初めて違和感を感じました。なんか他人事みたいな感じだったので。知り合い同士って感じじゃないし。んで、引き続き後部座席の女が騒いで暴れるので、Jに

「先にこの子ら降ろしますか?そうすると迂回した分あなたの負担が増えちゃいますけど。どうしますか?」

って聞いたんです。そしたら

「俺は関係ないだろ。何言ってんだおまえふざけんな」

って言うですね、Jが。この時決定的になんかおかしいなと思いました。で、

「ちょっと聞きますけど……この子らあなたのお連れさんですよね?」

「知らねえよ。お前が乗せるっつーから乗せたんだろがよ。」

「君たちこのジェントルマンの友達じゃないの?さっきバーで話してたじゃん?」

「え~と……知り合いじゃないわ。さっきバーの表でちょっと話しただけよ」

「あの~、この子らの会計って……その…あなたのアカウントから払うってことじゃないんですかね~?」

「あん?なんで俺が金払うんだよ。俺はこんな女しらねーよ。だいたいさっきからなんだよこの女はよー。ムカつくぜ。」

的な会話があって…これはやばいと思いました。

ちびーた@仔馬
え?この女の子2人はJさんのお友達じゃなかったの?
シロクマックス
そこなんだよ、ちびーた。すごい楽しそうにしゃべりながら車に近寄ってきたからさ。てっきり友達か連れ合いだと思っちゃったわけ。グループだと思ったわけ。確かに支払いは誰がするのか確認しなかったのは僕のミスだけど、あの感じで来られたら普通知り合いだと思うよ。ちょっとトリッキーだったよ、あの人達。
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まずいなあと思ったので、ちょうど右手に見えてきたガソリンスタンドに入って車をとめました。で、相変わらず監禁だとか降ろせとか、さっきのバーまで引き返せとか騒いでいた後ろの女に僕は降りるよう命令しました。

だってもう僕のライダーじゃないし。ウーバーの規約で、ライダー以外の他人を相席させることは禁止されているし。嫌なら降りてもらって構わないし。ふざけんなよこのアマ!!って僕もかなり切れてましたね。後ろのドアを開けて、服つかんで引きずり出して。でもなぜかまた乗り込むんですよ、こいつが。

なんだよ、監禁だっていうからおろしてやるっつってんのに、なんでまた乗るんだよって。そしたら寒いとか言い出して。あたりめーだ、もう0℃切ってるよ。10月のイリノイは毎年こんなもんだろがよ!!!って僕も爆ギレ。今思えば騒いだ方の女はドラッグかなんかで頭おかしくなってたかもしれません。それくらい意味不明なことを叫んでましたから。

そりゃそうですよね、勝手に監禁の容疑者扱いですからね。警察行くとか、訴えるとか。よく言うよ、と思って。そのGSで、もう一人のまともな理性を保っている方の女の子に、ここで降りて、別のウーバー呼んでくれる?って聞いたんですよ。そしたら携帯の充電が切れててもうアプリ使えないとか言い出して。

そもそも待ってるウーバーがまだ来ないっていう話がウソだったんですね、最初から。で、現金も5㌦しか持ってない、と。実はよくよく事情を聴くと、現金もない、携帯のバッテリーもないで、この子ら実は帰りたくても帰れない状態だったみたいなんです。誰かと一緒にあわよくば乗せてもらって帰ろうって、最初から獲物を狙ってたんですね。多分Jに話かけたのもそれが理由かと。

朝方のガソリンスタンドでいかれた女の服をつかんじゃあ車から引きずり出して。引きずりだされちゃあ車にはいずり戻る…という男女混合レスリング試合みたいなことを10分くらいやりましたよ、田舎のガソリンスタンドで。お互いブチ切れながら。女の子二人はギャーギャーわめいて。一人はいかれ女を説得してるんですけど、全然だめ。もうほんとに頭いかれてました。 

ちびーた@仔馬
先輩……それマジ話なの?僕そんなの知らなかったけど……それほんとにヤバいやつでしょ?
シロクマックス
ヤバかったよ~。通報とかされてたら、婦女暴行未遂っぽく見えたかもしれないしね。なにしろ服つかんでぶん投げてたからね、あのいかれ女を。僕の方が状況不利だったよ。なんでこいつ引きずりだしても車戻るんだよって、ほんとに頭にきた。俺の車なのにって。それで監禁だとか訴えるとか。どの口が言うだよこのボケが!!ってね。
ちびーた@仔馬
先輩ちょっとお行儀が悪くなってるよ。読者の方には女子もいるんだから……
シロクマックス
ごめんごめん。あの事件の事を思い出すとついね。思い出し怒りだよ。あの子らのせいで僕はこの後ウーバーから出禁くらうからね。ウーバーで生計立てている時にウーバーから出禁くらったらね、目の前が真っ暗になるよ。
ちびーた@仔馬
あー、そういえば。あのパンプキン・プリンを20個食べてひっくり返ったあの時?先輩、おかしな食欲だったしね~
シロクマックス
そう…だね。ハロウィーン近かったからね。焼きプリンならぬヤケプリンだね。
ちびーた@仔馬
「焼かんでええやん。」ってまたフットボールアワーの漫才のオマージュじゃん。どんだけ好きなんだよ!!フットボールアワーのこと。

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結局その後Jが根負けして、もういいから乗せてったれよ、みたいな事を言って再び二人を乗せました。乗せる条件で、家に送っていくのはJの後で、ということに同意させました。それでJの目的地まで後0.3マイル(というかほとんど到着した頃)突然Jが目的地を変更したのです。携帯にRevised(変更)という文字がでて、新しい行先のルートが出ました。

「え?行先変更ですか?」

「ああ。やっぱりストリップ行く」

なんでだよ!って、言いたかったですけど、お金払ってるのは彼なので彼にはその権利がありますよ確かに。何も言えません。

するとしばらく黙ってたいかれ女がまた騒ぎ出しました。今度はJとその女のバトルが始まって…地獄ですよ。またそのストリップっつーのがけっこう遠くて、20分くらい走る距離で。もともと女の子等の自宅がバーからけっこう近くだという話だったので、そうするとかなり遠くなります。でもそんなの僕とJには関係ありません。勝手に無銭で乗ってきて、遠いも近いもありません。嫌なら降り得ればいいわけで。僕も意を決して、まともな方の女の子に

「これ以上訴えるとか、警察呼ぶとか騒ぐなら、こっちもでるとこでるから。無銭乗車なんだし。そのつもりでいて。」

と伝えました。そっちの子はもう泣いてましたね。かわいそうだけど、絶対に引けなかったです。で、Jをようやくストリップで降ろして。まともな方の女の子の口頭のナビで2人を自宅まで送り届けました。しょうがない。さすがにあの寒空の中道端にほっぽり出すわけにもいかず。とんだ貧乏くじです。

降りた後、いかれ女の方は僕をさんざん罵倒しながら家に入っていきました。どーしようもない、あっちは。多分アルコールだけじゃない感じですよ。で、もう一人の方の子は、泣きながらなけなしの5㌦をだしてきましたので、

「いいから。今日の事は災害に巻き込まれたと思って忘れよう。あの子は完全におかしくなってるし。僕も忘れるから、あんたも忘れなよ。訴えたりしないから。お互い名前もなにも知らないわけだし。訴えようがないじゃない?だからもう忘れよう」

そしたらこの子が大泣きして、僕に抱き着いてきて何回もお礼言ってましたね。まあ、彼女はかなり怖かったと思います。普通訴えられますよね、僕がアメリカ人なら。あれは完全にアウトだった。嵐のような夜が明けて、家に帰ったらもう5時すぎてました。

いかれ女に引っかかれた腕がヒリヒリ痛みました。なんで明け方のガソリンスタンドでレスリングやってんだ俺は……バカみたいでした。

ちびーた@仔馬
なんちゅーエピソードですか!!よく通報されなかったね、ほんと。任意の事情聴取くらいされててもおかしくないよ。その後はなにもなかったの?
シロクマックス
通報はされても僕の勝ちだったけどね…でもその日の午後起きてみたらウーバーから出禁(サスペンション)の通知が来てて、頭真っ白になったよ。あれはね、近年最悪の出来事だったね。
ちびーた@仔馬
サスペンション!!運転禁止ってこと?なにやってんのよー先輩のバカ!一大事じゃないの。やっぱり酔っ払い相手のウーバーは辞めた方がいいよ。
シロクマックス
酔っ払い相手にしなかったらこのビジネスはうまみがないよ。まあお酒飲まない仔馬に説明しても焼け石に水か…
ちびーた@仔馬
だから焼かんでええやん!!フットボールアワーはもう分かったから!!
シロクマックス
いや、ここは焼くやん。みろ、ちびーた、きれいに落ちたぞ。徹夜で執筆してよかったなあ!!

マジ貫徹でぶったおれそうなので、このお話の続きは次の記事で。文字数も5500字とキリのいいところですし。

ちびーた@仔馬
このお話の続きシロクマ危機一髪!!ウーバーから出禁を通達されて八方塞がりの夜をお楽しみに(絶賛執筆中!?

 

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